第3章 ルート2「ルーノの民」

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イベント概要

このイベントは第2章 ルート2「奴隷狩り」の続編にあたります。

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あらすじ

 北方のナイセで起きた怪異は、シエラの北部にも次第に影響を及ぼしつつあった。
 姿を現し始めた魔物たちの群れを前に、賢者ムトは、戦う力を持たない人々の盾となることを選ぶ。

 そして、思わぬ援軍が。隠れ里の巫女ハゥが、遊牧民たちの里を一緒に守ると言いだしたのだ。
 隠れ里に潜入していたアガシオン教団員たちも、ハゥに脅しをかけられ、非戦闘員たちの護衛を引き受けることに。

 グリプ族族長イクセル、魔道学院教師ルベルは、一路学院都市ハジャルへ。
 奴隷狩りの一行を退けた勢いそのままに、豪商たちのオークションを潰すべく出撃する。

 一方、学院都市ハジャルの魔道学院では、学院長ラケルが学院内に通達を出し、市街戦の開始に備えていた。
 この戦いで、モレノは多くのものを失うだろう。それが彼の目を覚ますことになればと願って。

追加アナウンス

学院都市ハジャルの戦闘

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ついにルーノ族族長ファルステーロの「競り」が始まる。
命あるもの、自分たちの同族すら金で売り渡す豪商たちにとっては、
鷺のラグズが持つ呪歌(ガルドル)の力すら、金で買える珍しいモノでしかない。

グリプ族族長イクセル、魔道学院教師ルベル率いる有志は
ファルステーロの救出を急ぐが、モレノの部下の妨害にあっていた。
モレノの秘書アニルは、寄せ集めの部下たちを精強な部隊に仕立て上げていたのだ。

一方そのころ。隠れ里に残った巫女ハゥは、
己の心に芽生えた「人間を信じる心」に戸惑いを覚えていた。
「なぜ、ただ待つことを選んだのか、自分でもわからない。もし、彼らがしくじったら…」

アガシオン教団の儀式完了

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数多くの生贄が捧げられたシエラの砂漠には、濃い瘴気が発生していた。
ヴラドが眠るという地下の墳墓に、封じられたヴラドの眷属「魔物」たちが目覚めるには十分なエサだ。
そして、その墳墓に納められたオーブのかけらも、もう瘴気を浄化する力を失っているはず。
深淵竜復活にむけた、教団にとっての大きな第一歩だ。

教主アルハザードの演説のもと、高揚した信者たちの陰には、テグレスの宮廷魔道士オーバンの姿もあった。
ルスキニア陥落以来、各地で瘴気を発生させた功績に対し、労いの言葉を求める彼に、
教団員エーリヒは侮蔑の言葉とともに魔道の一撃を浴びせる。
「誰もやりたがらない卑劣な汚れ仕事ばかりを引き受けて、よく働いてくれましたね。
 貴方がテグレスに戻る必要はありません。ヴラド様の御許で永遠にお眠りなさい」

オーバンはしょせん捨て駒。彼は、余計なことを知りすぎたのだ。

一方。シエラ北部の草原地帯では、魔物たちの姿におそれおののく村人たちがパニックを起こしつつあった。
グリプ族族長イクセルら不在の今、頼れるのは流浪の賢者ムトや砂の民の巫女ハゥだけだ。
それにも関わらず、村人たちは不安を紛らわせようときつい口調で詰め寄る。
「貴方さまを信じていればいいんですよね? 本当に、大丈夫なんですよね?」

砂の民の巫女ハゥは、わざわざ呼び戻したジュスタン、そしてエキャルラットを使い、遊牧民たちの集落を守らせているが、
彼女の心には、ヴラドの同族として受けた迫害の記憶がはっきりと残っている。
もし彼女がまた、人間たちの身勝手さに絶望し、
アガシオン教団に与しヴラド復活に手を貸すようなことがあれば、取り返しのつかないことになる。

今回の騒ぎで、周囲の人間たちがどう動くかで彼女の感情はたやすく揺れ動くだろう。

章エンディング

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オークションは失敗し、ルーノ族族長ファルステーロは無事に救出された。
ハジャルでの豪商モレノの地位は失墜した。彼の屋敷からは奴隷はみな逃げ出し、
部下アニルたちは、モレノ邸の家財道具をすべて換金してハジャルを去る。

一方、グリプ族族長イクセルのもとには、遊牧民ラザルが、魔物の群れが大きくなっていること、
ルーノの森への途上には、濃い瘴気が発生しているという報告をもたらしていた。

魔物たちの出現によって、人々は恐怖、不満、不安といった負の感情を抱いており
ただでさえ、瘴気や負の感情に弱い、ファルステーロを連れてゆくことは難しい。
魔道学院の教師ルベルたちは、ムト救援のため、再び草原地帯へと戻ることを決意する。

草原地帯では、ファルステーロが恐れたとおり、村人たちが賢者ムトに、魔物の掃討が終わらないことに不満をぶちまけていた。
揚句、我先にと逃げるために遊牧民の子どもを突き飛ばし、走る村人たち…

あまりに醜い人間たちの姿を目にして、動揺するハゥにアガシオン教団員エキャルラットが囁く。
「ハゥ様やムト様の頑張りを何とも思ってないあの人たちのためにがんばる意味って、
 何なのでしょうかぁ。今まさに、私達アガシオンのほうがこの土地のために戦ってますよ」

彼らは耳触りのよい言葉を並べたて、巫女ハゥに取り入ろうと迫るのだった。


>> 第4章 1「失われた光」(ルスキニア・ヴァルヴァラ軍と合流)
>> 第4章 2「虚偽と真実の境界線」(シエラ・ヴァルヴァラ国境戦) に続く



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Last-modified: 2014-02-09 (日) 10:32:15 (3722d)