企画名:PixivEmblem(ピクシブエムブレム/略称「PxEm」)
そこはかとなく似たタイトルの有名SRPGをモチーフに、どこかで見たようなデザインの公式キャラが、どこかで見たようなシナリオを展開する二次創作企画です。
企画開催期間は1年程度を予定しています。
その間に、公式イベントとして、10章前後で構成された戦闘イベントを行います。
今では忘れ去られたが、かつてこの大陸には人と竜とが興した大国が存在した。
人の作る美しい道具に、竜の優れた知識。この繁栄がどこまでも続くと信じられた。
しかし、ある竜によってそれは覆される。ヴラド、後に深淵竜と呼ばれる魔竜である。
愚かにも、ヴラドは驕った心で闇に触れ、その深淵に近付くほどに彼の心は蝕まれた。
心を失い獣と化した魔竜の力は、国一つを砂漠に変えてしまうほどだった。かろうじて生き残った人と竜とは、互いの力を合わせ、この魔竜を封じたのだった。
エルアーデ大陸。かつて深淵竜によって一つの国が名前と歴史を失った大陸。深淵竜との戦いでは多くのものが失われた。
人々の優れた技術も、竜の深い知識も、多くが消え去ってしまった。
そして人が栄えるのと反するように、竜はどこかへと去ってしまった。
その中で大陸にはいくつかの国が誕生した。
南海に浮かぶ島々からなるリード諸島王国。北方の凍土を占めるナイセ王国。
西方の優しき信仰の地ヴァルヴァラ聖教国。そして東方の魔の島テスカトラ。
名を奪われた国を探す者たちの集まるシエラ。北東に広がる獅虎の二重帝国テグレスとレヴェン。
そして深淵竜を討ったと言われる勇者が興した国、ルスキニア王国。
それぞれの国が互いに栄えていたかに見えた。
しかしエルアーデ新暦530年、ルスキニア王国へ突如テグレス=レヴェン二重帝国が侵攻する事で物語は動き出す。