かつて大陸を壊滅状態まで陥らせた末に、深淵竜と呼ばれるようになった、
魔竜族のヴラドを救世主として崇め、その復活をもくろむ教団。
どこに拠点を持ち、どのくらいの信徒が集い、
どういった人物が教祖なのか詳しいことは何もわかっていない。
ただ判っているのは、子供や若い女性(シスターなど)を
神隠しのごとくさらっているということ。
絶望の淵に立っている者を誘惑し、教団へ引き入れているということである。
アガシオン教団の現教主。常に闇魔道の研究にいそしんでいる。
かつて存在した「人と竜の共存する世界」を再びつくりあげ、
絶対的な平等と平和を打ち立てんとしている。
その実、自分の理想を遂げるためであれば、どんな犠牲もいとわない
過激な思想家でもあり、人間的な感情はほとんど持ち合わせていない。
表社会ではテグレス=レヴェン二重帝国の皇后という立場にある。
優しく現代的な女性を演じているが、各地で子供狩りや誘拐・洗脳を主導している。
教団員たちに対しては歪んだ母性愛を抱き、我が子同然に慈しんでいる。
家族を失い、悲しみに暮れていたところを教団の教えに救われた経歴を持つ。
序章にてヴァルヴァラ聖教国の聖遺物、アデルの塔を襲撃する。