*エルアーデ大陸の信教 [#j33d33c8] &pixiv(37335275,small); [[ヴァルヴァラ聖教国]]が擁するヴァルヴァラ教会・[[アガシオン教団]]との対立構造が、エルアーデ大陸を二分しています。 #CONTENTS *大陸の主要な信教 [#z528ba6e] **ヴァルヴァラ教会(聖女信仰) [#bd7219df] エルアーデ大陸で、最も広く信奉されている宗教です。~ 深淵竜ヴラドを討った英雄のひとり、光をもって魔を祓った''&color(#cc0000){聖女アーデルハイト};''を信奉しています。 詳細は後述します。 **アガシオン教団(邪教徒) [#j75487b9] ''&color(#cc0000){深淵竜ヴラドを奉じる};''宗教であり、~ ヴラド復活の儀式のために生贄を狩り集める等、凶悪な行動に出ることがあります。 詳細は後述します。 **トラロック信仰(テスカトラ島土着の宗教) [#t3c385e0] テスカトラ島にだけみられる宗教です。~ 大陸本土で迫害を受けたマムクートたちが島に逃げ込んだ当時、~ 人と竜との絆を固く結ばせた「神竜王トラロック」を崇めています。 **神獣信仰(テグレス=レヴェン二重帝国の興りにかかわる宗教) [#p3de7da9] 旧暦時代、大陸の北東部では、人もラグズも自然の中で暮らしていましたが、~ ヴラドとの戦役以降に、虎・獅子のラグズが、大陸中央部の荒廃した土地から逃げ延びた人々を導き、迎え入れたことで文明社会が発達しました。 人々はやがて王を立て、テグレス、レヴェンという名の国を興しました。~ 国号はそれぞれを導いた二頭のラグズへ感謝の念を込めたもので、~ テグレスは虎を、レヴェンは獅子をシンボルとして戴き、現在も神獣として信奉しています。 ***自然信仰 [#d84e90e8] 上述の旧暦時代に盛んにおこなわれていた自然信仰(土着の信仰)は、帝国の興りと文明化にともない、次第に廃れていきました。~ テグレス=レヴェン二重帝国の片割れ、レヴェン王家の遠い祖先は、その祭司の役割を代々になっていたといいます。 レヴェン王国の技術改革と魔道の発達が推進されるなか、自然信仰は形骸化し、現在は形式的な儀礼だけが伝わっています。 *ヴァルヴァラ教会 [#x6129a53] **ヴァルヴァラ教のおこり [#d453404f] 新暦530年時点のエルアーデ大陸で、ヴァルヴァラ教は最も広く信奉されている宗教であり、~ 深淵竜ヴラドを討った英雄のひとり、''&color(#cc0000){「光をもって魔を祓った聖女」アーデルハイト=ヴァルヴァラ};''を信奉しています。 旧暦時代には''魔道書すらなく、体系化されていなかった光魔道''を、深淵竜ヴラドの闇魔道に対抗する手段に大成させた功績は大きく、~ 教会の聖地[[ヴァルヴァラ聖教国]]の統治権と教皇の座は、聖女アーデルハイトの直系たる''ヴァルヴァラ一族の女性''が受け継いでいます。 ***聖女アーデルハイトの予見 [#z3a2b702] 聖女アーデルハイトは深淵竜ヴラドだけでなく、''&color(#cc0000){その眷属たる「魔物」を祓うこと};''にも目を向けました。~ 彼女は深淵竜が倒れてもなお、''闇魔道士が召喚できる魔物が、後世で真の脅威になる''と予見したのです。 **深淵竜ヴラドの「呪詛」と大地を穢す「瘴気」 [#lf9f22a5] ヴラドの強大な闇魔道の力は、大地を穢し、生きるものすべての命を祟る''&color(#cc0000){「呪詛」};''・''&color(#cc0000){魔性のものに力を与える「瘴気」};''となって、現在もエルアーデ大陸を蝕んでいます。 ヴァルヴァラ教会は''あらゆる魔物を祓い、ヴラドの瘴気が消え去れば''~ ''エルアーデ大陸に真の平和が訪れる''と説いており、魔物の駆逐を掲げる教義は攻撃的です。 **ヴァルヴァラ教会の組織体制 [#o225b7c0] ヴァルヴァラ教会([[ヴァルヴァラ聖教国]]の軍隊でもあります)は、~ 教会軍・枢機司祭団を筆頭に、戦闘を想定した編成が行われています。 *アガシオン教団 [#sb09ab35] **アガシオン教団のおこり [#l4dfb26f] かつて闇魔道を操り、''&color(#cc0000){古代の文明を滅亡に追いやった「深淵竜ヴラド」};''の復活をもくろむカルト集団です。 アガシオンは深淵竜ヴラド自体を信仰の対象としており、~ 彼らは、現在のエルアーデ大陸を''「善なる竜ヴラドの導きを失ったことで狂った世界」''と認識しています。 **深淵竜ヴラドの「呪詛」と世界の「浄化」 [#v7ac46dd] ヴラドの信徒たちは、深淵竜ヴラドが実際には人と竜との共存を望み、善行を積んでいたと考えています。 ヴラドの強大な闇魔道はエルアーデの大地を荒廃させ、 その力が遺した影響は、数百年経っても大地を穢す「呪詛」、魔性のものに力を与える「瘴気」と呼ばれているのですが、~ アガシオン教団員は、これらを深淵竜ヴラドによる≪浄化≫と呼びます。 ***教団員による戦闘行動 [#q2d6ad9c] 教団員は、深淵竜ヴラドの復活を早める目的で、躊躇無く戦闘行為に及びますが、その行動には2通りあります。 ひとつは、誤った考えを掲げる非道な人々が、正当な罰を受け、穢れた血をヴラドが眠る大地で浄化すること。 もうひとつは、深淵竜の使徒(一般には''&color(#cc0000){「魔物」};と呼ばれ瘴気をまき散らす厄介な存在''です)を呼び寄せることです。 **アガシオン教団の組織体制 [#s27de3d5] 一般人には到底受け入れられず、弾圧されたヴラドの崇拝者たちは、現在も安住の地を求めさまよっています。 また、教団は、各地で子供狩りを行い、素養のある子供たちを洗脳・戦闘員として教育しています。~ 教団の上層部には、「魔女」と呼ばれる高齢の魔竜族がおり、洗脳教育を主導しているといわれています。