エルアーデ大陸のちょうど中央に位置し、
魔道を志す者が集まる魔道学院「ハジャルカリーム」がある砂漠(オアシス都市群を含む)地帯と、遊牧民が生活を営む草原が混在する。
特定の王はいない。
かつて深淵竜ヴラドと、英雄アルトゥールの軍勢が最終決戦を迎えたとされる伝説が残る土地でもある。
古代の遺跡がそこかしこに点在していて、足元を掘れば
当時使われていたであろう武具や道具、魔道書の破片などが掘り起こされることがままある。
瘴気に侵された大陸で唯一、鷺(サギ)のラグズ「ルーノ族」や、
砂の民と呼ばれる者達が住まう隠れ里があると噂されているが定かではない。
2013-8/26:シエラ国追加設定として、魔道学院ハジャルカリームおよび砂の民の隠れ里に関する資料を公開しました。
必要な方はあわせてご参照ください(Pixiv内当該記事「【PxEm:必要な方だけどうぞ】魔道学院・砂の民の隠れ里」)
全参加者に把握してもらいたい設定については、適宜イベント目録でご案内します。
シエラ北部の草原地帯から中央部の砂漠地帯にかけては、古来からシエラに暮らしてきた遊牧民たちのテリトリーとなっている。
なかでも、砂漠地帯には結界をはった「隠れ里」と呼ばれる場所には、さまざまな理由で迫害を受けた者達が逃げ込んだ。
彼らは「砂の民」と呼ばれ、遊牧民のなかでもごく限られた者たちとだけ接触をとり閉鎖的な社会を築いている。
シエラ北部において、有数の勢力を誇るグリプ族の族長。
かつての戦で荒廃したシエラ国の大地を守り、自然と共生してきた。
大陸各地で迫害されるマムクートも守るべき存在として受け入れている一方
シエラ南部のオアシス都市を拠点とする、豪商たちとは対立関係が激化している。
マムクートやラグズたちの護衛を引き受けている遊牧民のひとり。
同郷の遊牧民や、マムクート・ラグズたちには気配り上手な振る舞いをするが、外部の者にはなかなか心を許そうとしないところがある。
非戦闘員。戦う手段はもたないが、争いごとの絶えない大人たちを待つ暮らしから、簡単な応急処置なら身に着けている。
人なつっこく、外の人間・ラグズやマムクートに対しても嫌悪感は全くない。
ときに、人間への不信感から我を失いそうな巫女ハゥ(後述)の心を癒すことも。
巫女ハゥ(後述)に付き従うラグズの少年。獣牙族としては非力だが、機敏で決して虚弱な子供ではない。
なんとかして、隠れ里から(というよりハゥの近くから)アガシオン教団を追い出そうと考えている。
エルアーデ旧暦時代の戦役で、最後に深淵竜ヴラドの封印を行った魔竜族の一派。
実際にヴラドの封印を解除・再施術できる巫女はハゥ(下記)のみだが、
絶対的な階級社会を形成しており、全員が次期巫女候補としてハゥの補佐を行う。
あわせてご参照ください(Pixiv内当該記事「【PxEm:必要な方だけどうぞ】魔道学院・砂の民の隠れ里」)
齢300を超える魔竜族。感情の起伏が乏しく、常に憂いを帯びた表情をしている。
グリプ族をはじめとする人間たちに守られ、一応は人間を信用しようとしているが
かつて受けた激しい迫害の記憶は、彼女の心に暗い影を落としている。
竜の力により、少しだけ未来のことを予知できる。
砂漠の秘境に隠れ住んでいた、鷺のラグズの長。現在も呪歌(ガルドル)を謳うことができる。
繊細な性格で、殺生をしようものならその場で卒倒するほど。
生まれつき体が弱く、豪商の館に監禁されている(第2章時点)。
あわせてご参照ください(Pixiv内当該記事「【PxEm:必要な方だけどうぞ】魔道学院・砂の民の隠れ里」)
南のオアシス都市群を中心に栄えた豪商たちの間では、近年になって生身の人間を狩猟の対象とするなど、狂った娯楽が広まっている。
長らく豪商たちと遊牧民は敵対関係にあり、豪商たちはついに「遊牧民狩り」と称して大規模な戦闘を起こす(公式イベント第2章)。
また、深淵竜ヴラドが眠る墓所がある土地柄、シエラ国全土にアガシオン教団の強い影響がみられる。
あくまで可憐な少女を装う年齢不詳の女で、目的のためなら手段は選ばない。
深淵竜ヴラドの墓所を調査し、あわよくばその封印を解くために、巫女ハゥに執拗に近づく。
何もかも計算ずくで行動する、実にえげつない性格をしている。
エキャルラットとともに動いているが、彼女とは対照的に純朴な性格をしている。
アガシオン教団以外の社会を知らず、ヴラドが真の救世主であると盲信し、ハゥを守る騎士となるのを目標としている。
シエラでも悪名高い金の亡者であり、近隣で横行している人身売買や人間狩りの首謀者でもある。
魔道学院の出身であり、かつては人格者だったようだ。
現在もなんとなく子悪党じみたところがあり、強きにおもねる性格を突けばそれほど脅威となる存在ではない。
モレノの秘書として働いているが、しばしば彼を主とも思わぬ辛辣な発言をする。
冷血漢で、戦闘指揮にも優れた才覚を示す。モレノ一党を率いる実質上のリーダーは彼であるともいえる。
謎のゴロツキ集団。
南のオアシス都市「ハジャル」の中心に位置する、不可思議な塔が屹立した建造物。
エルアーデ大陸では最大規模の教育機関であり、理魔道の使い手を対象としている。
闇魔道の研究は、深淵竜ヴラドの起こした災禍を教訓に、厳しく制限されている。
あわせてご参照ください(Pixiv内当該記事「【PxEm:必要な方だけどうぞ】魔道学院・砂の民の隠れ里」)
魔道学院の総責任者。いつも穏やかな笑みを絶やさず、学院の教師、生徒たちを見守る。
しかし彼女は、学院の規律を重んじ、魔道士として遵守すべき秩序の伝道師でもある。
その逆鱗に触れた者の頭上には、文字通り雷が落ちるという。
シエラの遊牧民アサド族出身の、体育会系教師。彼の講義は砂漠での実習実習が多いことで有名である。
理由なく他人を傷つけることを潔しとせず、南の豪商たちの「奴隷狩り」を止めようとしている。
魔道士としては優等生だが、オアシス都市の豪商モレノの娘であることから色々と損をしている。
とどまることを知らぬ父親の凶行に業を煮やし、魔道書を携え戦場に向かう。
保健室の先生。 昔は手の付けられない不良学生だったが、賢者ムト・学院長ラケルといった優れた師に恵まれ更生した。
普段は学院内で教師・生徒たちの講義に必要な実験用具や身の回りの雑貨、オヤツなどを販売している。
彼女の「裏の顔」にまつわる噂はまことしやかに囁かれているが、学院において購買部からモノを買わない者はいない。
秘密の店を開いており、そこでは誰が何を買ったかといった情報までも売り物にしているとか…。
シエラ国の学院都市ハジャルを拠点に各地を転々としている賢者。
長年探し求めているものがあるらしいが、本人は黙すばかり。
その素性に関しては謎が多く、年齢なども性格にはわからない。