ヴラドを封じた戦いで用いられたオーブ「屠竜器」は、
現在は各地の王族たちが、王城や神殿に奉じています。
宝玉としての形を失った今も、オーブ(屠竜器)のかけらには周囲の瘴気を祓い、浄化する力が残っています。
戦の直後、そのかけらだけでは心もとないと、人々はヴラドの復活を恐れましたが、
ヴァルヴァラ教会は、ヴラド復活の危機が訪れるときには
必ず「屠竜器を復元し、深淵竜ヴラドを再度打ち倒す使命」を果たす英雄が現れると説き、人々を鎮めました。
≪信託≫のはじまり
しかし、それだけでは人々の不安は治まりませんでした。
「いったい誰が、どうやってその使命を果たすのか」
疑念を抱く者が現れることも、ヴァルヴァラ教会は見越していました。
教会が目をつけたのは、武勇を誇るが歴史が浅く、他国への影響力を一刻も早く強めたいと考えていた、ルスキニア王国の存在です。
教会はルスキニアの王族に、「ヴラドを打ち倒す使命を、教会からの≪信託≫により遂行する」という
特別な立場を与えたうえで、多くの戦功を立てさせました。
教会の発言力、ルスキニアの軍事力が高まるにつれ、
人々は深淵竜の脅威を忘れてゆくことになります。
「教会の信託を受けた英雄がいる限り、恐れることは何もない」と。
深淵竜ヴラドを倒すために作られた屠竜器。
その破片である「オーブのかけら」にまつわる伝説は、
後世にくだるにつれ脚色され正確性を失い、
民衆は、オーブのかけら自体を「単なる魔除けの石」としか考えなくなりました。
参加キャラが平民の出自である等の事情で、国の成り立ちや歴史・外交など関わりのない立場で動くキャラであれば、
オーブのかけらに関する情報の把握はここまでで十分です。
社会的に高い地位を持つキャラを
(地位の高い貴族・何らかの組織の重役となるキャラ)
企画に参加させている方は、Piiv版の目録から、そっとご覧ください。
敵軍の上層部に所属するキャラを参加させている方のみ、
Pixiv版の目録から、そっとご覧ください。
中の人が知っているぶんには構いませんが、
敵軍の上層部にキャラを参加させていない場合は、
公式アナウンスでそれっぽい描写があるまで、知らないフリをしていただけるとありがたいです。